時計都市「フォーマルハウト」のお話。
都市に大時計が建造されたのではなく
大時計の周りに人が集まりフォーマルハウトという
都市ができあがったという珍しい例の都市。
大時計が持つ強力な魔力は都市全体に及び
フォーマルハウト内の時計はアナログ、デジタル問わず大時計とまったく同じ時を刻む。
そのため、フォーマルハウトでは時計が遅れていた、止まっていた。という言い訳は一切通じず
時間厳守や規則を重んじる教会の本部が置かれることとなった。
大時計を中心とした約半径5キロが魔力が及ぶ範囲で
月の満ち欠けにより200mほど範囲が前後し、新月の時に最大になり満月の時には最小となる。
教会では「時の流れは神が人に与えた抗えない絶対なもの」とし時間の厳守を
信仰の1つの形として捉えている人も多く、大時計そのものを偶像崇拝している人も少なくない。
そのため「物の本質を解明し、世界の構造を把握する」
と考えている人が多いマジックギルドとは大時計を巡り何度か衝突しており、過去には戦争に発展した事例まである。
ちなみにフォーマルハウトでは電池が切れていようと
大時計の魔力で強制的に時計は動かされるため時計の修理屋というものは一切存在しない。
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